ひとには教えたくない温泉があります。大切な人だけに教えたい私だけの......四万
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四万温泉発祥伝説の湯
■四万温泉発祥の伝説
  • 永延3(989)年のころ、源頼光(みなもとのよりみつ:平安時代中期の武士)の家来、碓氷貞光(うすいのさだみつ)が越後(新潟県)から木の根峠(四万の奥)を越えて日向見(ひなたみ)に来た折り、谷川の音に心を静めて一晩中お経を読んでいました。すると夢の中に現れた一人の子どもから「あなたの読経の誠心に感心し『四万(よんまん)の病いを治す温泉』を与えよう、われはこの山の心霊である。」と神のお告げを聞きました。目を覚ますと温泉が湧き出ていたといいます。
この湯が、四万温泉の最奥部、日向見薬師堂前にある御夢想之湯(ごむそうのゆ)と伝えられ、今もこんこんと湧き続けています。
飲めば胃腸によく、入れば肌にいいと言われてきました。

四万温泉ひとくちmemo 『日向見薬師堂』
国指定重要文化財
この薬師様は、病気を治すために温泉に来る人から「湯前薬師」と敬われ、昔からたくさんのお参りがありました。お堂の中の板壁には、江戸時代中ごろの年号のほか、埼玉県や栃木県の人の名前が墨で書かれていて、信仰の厚さがうかがわれます。
日向見薬師堂は、江戸幕府が開かれる前の慶長3(1598)年、ときの領主(殿様)真田信幸(さなだのぶゆき)の武運長久を願って建てられたもので、中のお宮は天文6(1537)年に造られたものです。
明治29(1896)年に定められた『古社寺保存法(こしゃじほぞんほう)』(古い神社や寺を保存する法律)により明治45(1912)年に国宝に指定されましたが、昭和25(1950)年の法律改正によって国指定重要文化財となりました。関東地方では数少ない貴重な建物です。
薬師様は「薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)」といい、久しく治らない病気を治してすべての人を病気の苦しみから救ってくれる仏様と言われています。
※御夢想之湯の正面にあります。
■『御夢想之湯』へのアクセス
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